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2014年 なくせじん肺全国キャラバン・全国出陣集会のご報告

2014/10/30 更新

弁護士 野﨑 正隆

 去る10月1日に長崎県北松浦郡佐々町で開催された全国出陣集会に,弁護団の田中貴文弁護士・小林杜季子弁護士や北海道のじん肺訴訟原告団4名の方々と共に参加しました。
 この「なくせじん肺全国キャラバン」は,全ての労災職業病の根絶をサブスローガンに,10月1日に始まる全国労働安全衛生週間に合わせて開催されているもので,今年で25回目を数えます。
 10月初めに開催される出陣集会を経た後,10月中旬に環境省・厚労省への要請や院内集会,国会請願デモの開催をメインとする「東京集結行動」を,また,10月下旬にかけて全国各地で弁護団・原告団が労基署要請等を行っています。私は,4,5年前に東京集結行動に参加させていただいたことがあるのですが,出陣集会に参加したのは今回が初めてでした。
 当日は,出陣集会の開催に先立って,午後2時から佐々町東光寺の敷地内にある「北松じん肺根絶の碑」前で慰霊祭が開催されました。この碑は長崎北松じん肺訴訟の勝利解決を記念して平成14年5月に建立されたそうです。70名ほどの参加者全員で焼香を行った後,患者同盟の長崎県会長である堤氏が長崎北松じん肺訴訟の闘争経過を熱く語られていたのが印象的でした。
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 そして,午後3時15分から,佐々町文化会館において全国出陣集会が開催されました(数えたわけではありませんが,200名以上の方が参加されていました)。オープニングを飾ったのは,「合唱団ながせん」(三菱重工長崎造船所に勤務していた方を中心とする男性合唱団)による2曲の合唱。いずれも初めて聞く曲でしたが,元来,労働歌が好きなので(一番好きなのは三井三池争議の中で作曲された「がんばろう」),じん肺・アスベスト根絶に取り組む元気をもらったような気分になりました。
 次に山下登司夫弁護士(全国実行委員会代表委員)による主催者挨拶のあと,山本一行・西日本石炭弁護団事務局長による「じん肺運動,日鉄闘争の到達点と課題」と題した基調報告がなされました。続いて長崎地区労,長崎県労連,東京支援連の連帯挨拶が行われ,更には川西弁護士が「日鉄闘争とキャラバン運動」を題目にキャラバン行動の思い出を語り,次に岩城弁護士が最近刊行された「なくせじん肺 日鉄鉱業との35年の闘い」と題するブックレットの紹介を行いました(日鉄鉱業は,1979年に提起された長崎北松じん肺訴訟の判決を端緒に,じん肺に罹患した炭鉱労働者への賠償責任を認める多数の判決が出ているにも関わらず,訴訟に「拠らない」解決を一貫して拒否してきた会社です。興味がある方は是非,ブックレットをお求め下さい)。
 その後は,各地のじん肺・アスベスト裁判を闘っている訴訟団が決意表明を行い,最後は「じん肺・アスベスト被害根絶」のためのアピール案を採択して閉会となりました。
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 振り返ってみればじん肺・アスベスト被害の酷さに改めて思いを馳せた1日で,本当に貴重な経験をさせて頂いたと感じています。全国キャラバンの必要が無くなる時が一日でも早く訪れるよう,微力ながら尽力していきたいと思います。