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アスベスト被害者支援弁護団に参加して

2016/05/24 更新

はじめまして。弁護士の谷地和憲と申します。アスベスト弁護団では,アスベストを含む建材の製造や販売をしていた企業と,長期間に渡り規制をしなかった国に対して,それぞれ責任を追及していますが,私は,企業に対する責任の追及を担当しています。

企業は,アスベストが人体に有害なものであるとわかった後も,国により規制されるまで,アスベストを含む建材の製造や販売を続けました。このような企業の姿勢からは,企業が負うべき社会的使命を感じることはできません。他方,アスベストを含む建材を使用して建築作業をした結果,被害を受けてしまった方のお話しをお聞きしますと,仕事に対するプライドが感じられます。

現場でプライドを持って建築の仕事をされていた方が,利益のみを追求していた企業の犠牲になるという結果は,明らかに不合理です。その意味で,アスベストそのものより,利益の追求のために有害であると知りながらアスベストを含む建材などの製造や販売を続けた企業の姿勢が恐ろしいと感じます。

企業に対する責任が認められるよう,微力ではありますが,弁護団の活動をしていきたいと思います。